2024年02月12日
在バンコク邦人の方々のおかげ
みなさまおはようございます
先週の火曜日のことですが、本校に日本人の方々をお招きして、
高校3年生のインタビュー相手になっていただきました。
昔は、グループごとに校外へ放り出し、
日本人への街角突撃インタビューをさせていて、
それはそれで得るものも大きかったのですが・・。
タイ人先生たちとも話し合った結果、
目の届かないところで、在バンコク邦人の方々に迷惑をおかけする
可能性があるこのやり方を見直し、
去年からは、本校でインタビューを実施することにいたしました。
私との会話にしても、普段はタイ語メインなので、
自分の日本語が日本人に対してどのぐらい通じるかもわからず、
ドキドキなわけなのです。
今回このインタビューに参加していただいた方々は、
皆さん、生徒の聞き取りにくいであろう拙い日本語に
一生懸命耳を傾けてくださっていました。
「タコが入っていないタイのたこ焼きについてどう思いますか」
なんていう、変化球な質問にも、笑顔で答えていただいていたようで、
本当に感謝です。
中でも、一番印象に残ったのは、ある男子生徒のうれしそうな表情でした。
実は彼は、3年間全く勉強せず、宿題もなかなか出さないため、
僕を含め、他のタイ人先生を手こずらせてきた問題児。
日本語クラスに身を置きつつも、日本語の知識はほぼゼロに近い彼だけに、
このインタビューの時間は辛いだろうなと思っていました。
しかし、そんな彼が突如うれしそうに「TAKERU!」と叫んだのです。
どうも、日本人の方と格闘技の話で盛り上がっていたようなんです。
そういえば、彼が格闘技が好きなことも自分は知らなかったし、
この3年、彼を叱るばかりで、じっくり話を聞くこともなかったなと
教師としての不甲斐なさを感じるとともに、
卒業間近に彼の笑顔を見れたことが嬉しく思えたのでした。
それもこれも、彼が喜ぶ話をしてくださった日本人の方のおかげ。
生徒たちに、通常の授業だけではできない貴重な体験をさせていただき
本当に感謝しております。
加えて、これからも生徒たちにより日本を感じてもらうためにも、
在バンコク邦人のお力をどんどんお借りしたいな、
と、あつかましいことを考えております。
その際には、またX(旧ツイッター)等で呼びかけさせていただけますので、
タイの高校や高校生に興味をお持ちの方は、どんどん参加してくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。


にほんブログ村
instagram→https://www.instagram.com/shunnyaberial/
twitter→http://twitter.com/berialshunnya
facebook→https://www.facebook.com/shunya.nagao