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2018年09月07日
#15 日本人街角インタビュー
毎年、高3の恒例の課題として、
日本人街角インタビューなるものをやらせているのですが、
今年もそのプレゼンの時期となりました。
プレゼンの上手・下手はあるものの、
全グループがノルマの15人以上を達成できた模様です。
例年なら
「全然インタビューに答えてくれない」やら
「写真を断られる」やら
いろんなネガティブな声が聞こえてくるのですが、
今年は、そのような文句が一切聞こえてこないので、
こいつら、課題をすっかり忘れてるんじゃないか、と思ってたのですが。。
疑って申し訳ございませんでした。
君たちのインタビューのおかげで、
日本人の口にあうタイ料理が、カオマンガイやバミーといった辛くない料理に偏る傾向があることや、
貞子や花子さんと行った最近のお化けに混じって、
ろくろっ首やのっぺらぼうといった伝統的なお化けがまだ根強く日本人の心に残っていることも
よぉ〜くわかりました。
タバコを吸いながらインタビューに答える、昭和なおじさんを動画におさめ
「たばこは危険です」と赤字でテロップを出しているものがあったりとなかなか楽しめましたよ。
さて、そんな動画を、楽しく拝見させてもらっていたのですが、
関東の方と関西の方、というのは、やはりキャラクターに違いがあるようですね。
日傘をさして、ゆっくりとした口調で優しく微笑みながら丁寧に答えてくださった
東京出身の奥様に対して、
「えー、なんで日本語喋れるのん?めっちゃすごいやーん」
なんてがっつり距離を縮めてこられた、関西のOLさん。
なんか、「東京ってなんであんなスカしてるん?」っていう
やすよともこのお得意のネタを聞いているようで、おもろかったです。
そして、こんな関西弁のおっちゃんも。。
生徒:「日本のお化けで一番怖いお化けは何ですか」
おっちゃん「うちの奥さんやな、ガハハハ」。。
最後に。。
可愛いタイの高校生のためならと、
この世知辛い世の中に、写真撮影、動画撮影をOKしてくださった方々、
本当にありがとうございました。
berialshunnya at 09:00|Permalink│Comments(0)
2018年01月26日
#14 はい、やり直し!
今回は、高2のミニ課題についてのお話。
A: 大丈夫ですか。薬を飲んだ方がいいですよ。
今年度になってからの新しい試みとして、ラインで動画を提出させるということをやってみたのですが、
やはり便利ですね。
家で寝っ転がりながらでもチェックできますし。。
で、今回のお題は、体調の悪い友達を気づかうという設定。
A: どうしたんですか。
B:頭がいたいんです。
A: 大丈夫ですか。薬を飲んだ方がいいですよ。
B:ありがとうございます。そうします。
A: お大事に
という会話のやりとりを演技込みで行うということにしたのですが。。
みんな、期限までに送ってきたのはいいのですが、言った通りできてたのは半分ぐらい。
遠い目でカンペを見ながら棒読みしてたり、
覚えきれずに「すくりをのみないんほうがいいよ」とかアドバイスが崩壊してたり、
ある男子は、頑張って演技をしてくれたのはいいのですが
苦しそうに頭を押さえながら「歯が痛いんです」って
こやつは、「寝たほうがいいですよ」って苦しそうに自分にアドバイスし、
それを笑顔で見守る、コボちゃん似の友達。
もう!散らかり放題やん 。
そんな奴らにやり直しの理由と期限をいちいちタイ語で送ってるうちに、
ライン動画課題チェック、結構大変?とか思ってきたのですが、
まあ、笑えるってのもあるので、また来年度もやらせようかな。。
でも、毎度毎度言ってるんだけど、
できてないのにダメもとで送ってくるのだけは、やめなさいよ。
そーんなに甘くないからねー 。
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2017年07月20日
#13 これも大事な教師の仕事
さてさて、今週は当校の中間テスト週間で授業はなし。
しかし、教師はテストが終わってからが本番。
また、この週に行われるテスト科目は、全クラス共通科目が対象となっており、
日本語や中国語などの、そのクラスだけの科目というのは、
担当教師が授業時間を利用して行うこととなっています。
僕も先週のうちに、三学年の中間テストを終えていました。
みんな真剣ですな。
中間テスト分10点と、中間テスト以前のミニテストや、
宿題や課題の提出、プレゼンテーションなどの点数を、
30点満点で集計した後、学校のコンピューターにうちこんでいきます。
その宿題提出なんですが、生徒のみんながみんな、期限どおりに提出してくれればいいのですが、そこは子供のやること。。
またサボり気味の生徒は、他の科目の課題もたまっているので、
各教科の教師が順番待ちしてるような状態。
できるだけ早く集計したいのは、どの先生も同じですからねー。
大学なら、期限が過ぎたら点数なし!って終われそうですが、やはり中高ではそうもいかず。
また、それだけでなく、テストの日も必ず一人は、病気になったり、家族の用事が入ったりと、
全員揃えばかなり運がいい方。
来れなかった生徒に連絡して、テストの時間を再度設けたりもしなきゃいけません。
そう、なかなか思い通りにはいかないのであります。
思い通りにいかないことを受け入れること。これも修行の一つ。
こうやって、生徒の点数をコツコツと集めていくのも、こちらの先生の大切な仕事なのであります。
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2017年07月05日
#12 シリポンツアー
今回は前回お話しした、高3のグループ課題「バックパッカーの旅行計画」
だーかーらー、バックパッカーだっちゅうの。
プーケットではただただ飯食った後に
の発表についてお伝えします。
生徒に課題を出す時はいつもそうなのですが、
この課題でやるべきことを口を酸っぱくして何度も伝えます。
しかし、出来上がりをみると、いつも口からついてでるのが、
「何回も言ったじゃーん 」
て言葉。
まあ、このやりとりももう慣れてますけどね。
ちなみにタイ人の先生が課題を出しても全く同じ現象が起こるようなので、
生徒の心のどこかに、まあこのぐらい間違っても許してくれるだろう的な甘えがあるのは間違いありません。
まあそんなお子ちゃまぶりも可愛かったりはするのですが。。
で、今回のこのお題。
旅行の条件としては、次のふたつ
8/13の3:45にドンムアン空港に着き、その足でエアアジアの国内線に乗り継いで、地方都市に飛び、観光しながら、8/20の午後3時までに、陸路でバンコクまで戻ってくるということ。
また、バックパッカーなので、ホテルではなく一泊1000バーツ以下のゲストハウスに泊まること。
しかしながら。。
やはりやってくれたのは、いつもの男子グループ。
このグループのやらかしぶりは、過去に二度ほど紹介しましたが、二度あることは三度あるってやつです(笑)。
では、その内容をざっと紹介しますと。。
いつも、出だしはいいんですよね。
しかし、彼らが選んだ宿泊先は、あろうことか、豪華5つ星ホテル、ルメリディアンチェンラーイ。
だーかーらー、バックパッカーだっちゅうの。
なんでこんな高いところ選んだのか聞いたら
「先生ならそのぐらいお金があると思って」
て、そういう話ではないのですが。。
そして、この時期花の咲いていない花畑に連れて行き、
超ロングなフリータイムでごまかそうとするおそるべきシリポンツアー。
しかし、このシリポンツアーの破天荒さはこれからが本番。
1週間も時間があるならと、
チェンラーイからプーケットに移動。
プーケットではただただ飯食った後に
謎のパーティに参加させられた次の日に連れて行かれるのは、
南からまたバンコクを飛び越えて、コーンケン。
プーケットからコンケーンまでの直行便なんてないよね?
とツッコミそうになったのもつかの間、それどころじゃないツッコミどころが。
コンケーンのこの3つの観光地、むっちゃ離れてるんですけど。。
バックパッカーで予算も限られてるのに、高級ホテルやら、変なパーティーで散財させられ、
もはや車をチャーターするお金など、残っておりませぬぞ。。
昔、火曜サスペンス劇場でさっき清水寺にいた刑事が、
もう嵐山で聞き込みをしてるありえなさに、父とツッコミを入れたことを思い出しちゃいましたよ。
きわめつけは8/20の夕方のフライトで帰る客を、
8/19日の19:30に空港に到着させてお別れしてしまう投げっぱなしのサービス精神。
しかし、一番ウケたのは、シリポンツアーの社員のひとりが、
こんなデタラメなツアーのプレゼンで
楽しい旅行 安全旅行 シリポンツアーに任せてください
やっぱりこいつら、ウケるわ。。
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2017年06月28日
#11 初めての課題
以前も何回か紹介させてもらいましたが、タイの学校では、日本の学校よりも
グループ課題というものを、成績の一部に取り入れることが多いです。
もちろん、グループ内の生徒の能力にもモチベーションにも偏りがあるため、
どうしてもよく働くものと、あまり働かない、もしくは働けないものが出てきます。
だとすると、よく働くものと、働かないものが、同じ点?
それって不公平じゃない?思われるかもしれませんよね。
それって不公平じゃない?思われるかもしれませんよね。
でも、困っている人を助けることは、徳を積むことの一つであるという教えが深く根付くこの国では、
このグループ課題がうまく機能しているように感じます。
前置きが長くなってしまいましたね。。
さて、今回僕は今まで試したことのない、
初めてのグループ課題を高3の生徒にやってもらうことにしました。
その課題とは
「日本人バックパッカーのための旅行計画」
友達の日本人が、8/13 03:45にドンムアン空港に到着します。その友達はタイの田舎に行きたいので、その早朝のエアアジアで地方に行き、1週間旅をして、8/20の15:00にドンムアン空港にもどり、帰国します。
生徒には、その1週間の間の毎日のスケジュールを、
日本語で作ったパワーポイントを使って、プレゼンテーションしてもらいます。
そして、守るべき次の条件も追加しました。
① 飛行機を使うのは初日の一度だけ。あとは、バスか列車を使いバンコクまでもどってくること
② お金はあまりないので、ホテルではなく、ゲストハウスに泊まり、宿泊費は800バーツまで
今までやったことのない、グループ課題なので、
ピシッとしたものは全く期待しておりませんが、
生徒たちがこのバックパッカーにどのような旅を提供するのか、
少し楽しみなのであります。
berialshunnya at 09:00|Permalink│Comments(0)