2020年02月18日

この時期恒例の大切な仕事

みなさまおはようございます。

早いもので、来週から期末テスト期間。

この期末テストに行われるのは、全クラス共通科目のみとなっているので、

第2外国語のテストは、授業中に行うことになっています。

なので、僕にとっては、今週が期末テスト期間なのです。

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そして、それまでにやっておかなければいけないこと。。

それは、期末テストがどんなにひどい点数であっても、落第点にならないように、

生徒のために(笑)せっせと点数を集めておくこと。

顔を見るたびに課題提出を催促したり、

時には「もう知らんからな」と脅してみたり、

重い荷物を運ぶのを手伝わせて、特別点をあげてみたり、

たまに、宿題を期限通り提出したら、大げさに褒めてみたり、

と、あの手この手を使って、なんとか救おうとするわけなのです。

そんな苦労も知らず、ぼーっと呆けている生徒を見ると、

ほんま、誰のために動いてやってると思ってんねん、

て毎年この時期になると思うわけですが、まあこれも高校教師の大事な仕事。

もしかすると、高校での仕事の労力の30パーセントぐらいが、この仕事に注がれている、そんな気もするわけなのです。

蜘蛛の糸なんて細い糸を頑張って登ってこられる奴らでもないので、

めちゃくちゃ登りやすい、頑丈な脚立を用意して下界におろしてやるのですが、

その脚立も目に入らないのか、

欠席が多かったり、学校に来てもゲームばかり

なので、最後はこちらから下に降りていって、縄に体をくくりつけて、

一緒に登らないといけないわけなのです。

さて、毎年、高3の最後のテストで、

「3年間日本語を勉強して感じたこと」タイ語で書かせているのですが、

残念ながら、「先生のおかげで、日本語が上手になりました」的なメッセージはそんなに多くはありません。

ま、そんな嘘を書かれても、テンション下がりますけど。。

その代わりと言っちゃあなんですが、それよりも嬉しいメッセージを結構もらうんですよ。

それは。。

「先生は私を見捨てることなく、いつも助けてくれました。感謝しています。」

というメッセージ。

さすがに、この子は無理じゃないか?という子が、

学校中の先生のヘルプを受けて、なんとか高校を卒業する姿を見ること、

僕にとってそれは、自分の生徒が有名大学に合格した知らせを受ける以上に、

うれしいことなのかもしれません。


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berialshunnya at 09:00│Comments(0)バンコク | 日本語教師

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