2020年02月05日
甘味と蝋燭
みなさんおはようございます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
日本で売られている天津甘栗が、本当は天津では売られてないとか、
ナポリタンスパゲティは横浜で考案されたものだとか、
(ちなみに僕の幼少期、僕のまわりでは、町の名ではなく「さらにドン!」て感じで「イタリアンスパゲティ」と呼ばれてました)
なんとなくのイメージで安易に地名がくっつけられてしまった食べ物ってものは、日本だけでなく、ここタイにも色々とあるようです。
その中でも昔からよくネタに上がるのがこちらの「カノムトーキョー」
東京菓子と呼ばれるこちら、安いソーセージと豚挽肉をカリカリのクレープ状で巻いたもの。タイ人がよく日本に行くようになり、本場東京にはそんな菓子はない、と気づいたようですが、
もちろん改名されることなく、「東京菓子」として現在も国民のおやつとして愛されております。
そして、今回紹介するこちら
名前は「シンガポールクッキー」
実は、このクッキーがもともとシンガポールのものなのかは、定かではないのですが、
初めてこのクッキーに出会った十数年前、
口に入れた途端「もう!クッキーちゃうやん」って吐き出したことははっきりと覚えています。
というのも、タイのお菓子は、風味をよくするために
「ロウソク」の香りがほどこされているものが多いのです。
なので、僕も最初は、ロウソクを食べてしまったと思ったわけ。
その香りはまさに仏壇のろうそくでありまして、
日本人の感覚からすると相当不思議な組み合わせなのですが、
タイ人からすると、こちらの不思議な感覚こそが不思議なのだそうです。
ただ、食べ慣れてくると、「確かに合うかも」という気がしてきて、
まるで舌が肥えたかのような錯覚をしてしまうのですが、
残念ながらその頃には、日本人としての繊細な舌はもはや崩壊してしまっているのでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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