2020年08月27日

結果発表

みなさんおはようございます。

先週金曜日の記事を読まれていない方は、まずこちらからお読みいただきたいのですが、



僕の高2の「いおり」という生徒が、

金曜日に行われたバンコク第二学区日本語コンテストのスピーチ部門に参加しました。

彼女が、病気で足が不自由になったのは、中学1年の時だったそうです。

それでも、毎日、誰よりも真剣にそして楽しそうに日本語の勉強に取り組み、

今では、「日本語の宿題ならいおりに聞け」と、クラスのみんなに頼りにされています。

いつ見ても笑っている彼女ですが、

家庭訪問に行ったギック先生の話によると、母子家庭で、治療費の捻出も大変なんだそうです。

さて、クラス代表として、このスピーチに参加することになったそんな彼女と、

コンテスト当日まで1ヶ月間、職員室での7時からの朝練を行なってきました。

スポンジが水を吸うように、どんどん上達する彼女を見るのが楽しく、

そのおかげで、超面倒臭がりの私でさえ、早朝練習のために早起きするのが、全く苦に感じなかったほどでした。

そしてコンテスト当日。

他の部門のコンテストの委員とし違う会場にいた僕は、その仕事を終えると早速いおりの元へ。

でも彼女が僕に見せた顔はいつもと違い少し悲しそう。

なんでもスピーチは無事に話終えたのですが、日本語の質問にうまく答えられなかったとのこと。

質疑応答の練習はしていたのですが、審査員の方の質問を予想しきれなかった私のミスであります。

せめて今日ぐらい、ハッピーな思いをしてほしかったんだけどと思う中、

審査結果発表の時間がきました。

次の全国大会に進めるのはたったの3名

まずは、敢闘賞2人を含めた、5校の名前が読み上げられ、

そこに当校の名前は。。

ありました!!

しかし、問題はここから。。

最初の敢闘賞で名前が呼ばれてしまうと、その時点で、全国大会への道が絶たれてしまいます。

私も、ギック先生も、オーム先生も、そして当校の他の参加生徒も、

固唾を飲んで「まだ呼ばれるな、まだ呼ばれるな」と祈ります。

当校の学校の名前は「トリアムウドムスクサーパタナカンラチャダー」

お願い!「ト」って言わないで。。。。

敢闘賞1校目は。。

「シーカン」セーーフ!!!!!

次も呼ばれなければ、いおりは全国大会へ。

敢闘賞2校目は。。

頼む頼む頼みます。。
FullSizeRender

「バンカピ」
よっしゃぁー!!!!

バンカピ高校の生徒さんには申し訳ございませんが、手を叩いて喜ぶ私たち。

その時、喜ぶいおりに、手をぎゅっと握られて、

感極まりそうになりましたが、

きっといおりなら、これから先、もっと素晴らしいものを見せてくれるでしょうから、

今日は我慢我慢(笑)。

結局、結果は3位。

ギリギリの通過でしたが、全国大会では、仕切り直し。

もしかするともしかするかもしれません。

今回いおりがスピーチしたのは「わたしの太陽」

病気で打ちひしがれていた時に、彼女の心を照らしてくれた太陽とは?

興味のある方はぜひご覧になってみてください。



また、今回の大会では、いおりのクラスメイトでもある「えみか」も音読部門で堂々の3位。

IMG_1729

二人揃って進出する次の全国大会は9月7日。

厳しい戦いになるでしょうが、ここまでくれば、2人には、笑顔で思いっきり望んでほしいものです。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

こちらのボタンもポチッとよろしく!
にほんブログ村 海外生活ブログ バンコク情報へ


インスタはこちら→https://www.instagram.com/shunnyaberial/
youtubeチャンネル登録もよろしく!


berialshunnya at 10:00│Comments(0)バンコク | 日本語教師

コメントする

名前
 
  絵文字