2020年06月

2020年06月17日

印籠を片手に進むバンコク高校教師の道

みなさんおはようございます。

タイの公立学校で教えるにあたって必要となる、タイ教員免許取得のために、

去年の1月〜8月の間、全8回コースの授業に通い、

苦手な英語のレポートをいろんな人の協力のもとなんとか仕上げ、

8月に無事にホテルで盛大に修了式を迎えた

という話を、去年こちらで散々書かせていただきましたが、



その最後の修了式、ホテルビュッフェが無料でついていたり、

服装もいわゆるあの外国式の大げさなやつだったりした割には、

肝心の修了証は、名前の入っていないペラペラの紙切れ。。

その時、正式な証書は2ヶ月ほど待ってくださいと言われていたのですが。。

そのコースの大元となるフィリピンの大学とタイの教育省の間に

何か変化があったのかなかったのかはわからないのですが、

一度に証書を発行できる人数に制限がかかったとかなんとかで

2ヶ月以上待たされているうちに年が明け、

2月ぐらいにはと連絡があった直後に

今度はコロナ騒ぎで、フィリピンの大学も閉鎖され、

もうもらえないんじゃないか、と心配していた中、

先週、発行されましたとの連絡が学校からついに届きました。

あとは、僕のビザ担当の方がタイ教育省にその証書を提出して

教員免許の手続きをしてくれるという最終段階を待つのみ。

その最終段階を無事通過すれば、名実ともにタイ国の教師と認められることになるわけです。

実はここ数年、「もうやるべきことはやったのでは」という思いから、

高校教師をやめようと思ったことも一度や二度ではありませんでした。

しかし、皮肉なことにコロナによって、新しい教育スタイルが模索され、

今までやってきたことだけでは通じない時代に突入しようとしています。

いうなれば、また「やるべきこと」ができてしまったわけなのです。

そんなタイミングで教員免許という印籠をいただけるというのも、意味のある偶然なのかも。

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僕のバンコク高校教師の道は、まだまだずーっと先まで続いているのかもしれませんな。


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2020年06月15日

オンライン授業もいいもんだ

みなさんおはようございます。

来月から始まる新学期は、1日の学生登校数を制限しながら、

今まで通り教室で行うことになっていますが、

今月は将来の予測不能な事態に備え、試験的にオンライン授業が行われています。

僕が担当しているのは今年から高2になる、5年9組日本語クラス。

(タイでは、高1ー高3が4年生ー6年生という呼び方がされています。)

試験的であるので、このオンライン授業で行われていることは、

1学期の点数には反映されない、ということを知っているだろう生徒たち。

この3ヶ月の間、どうせゲームばかりしていて、

夜更かしと朝寝坊の習慣が完全に定着してしまっただろうし、

39人クラスでも下手したら5人ぐらいしか集まらないんじゃないか、と思っていたのですが、

彼らからしたらおじいさんぐらい年の離れた僕に遠慮してくれているのか、

今のところ毎回20数名が参加してくれています。

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授業の最初には、1人づつ「おはよう」の挨拶をしてもらっているのですが、

教室とは違い、ヘッドフォンから聞こえてくるその「おはよう」は、

それこそ、寝たきりのおじいさんの耳に口を近づけて

「おはよう」を言ってくれている孫たちの声のように感じられたり。。

授業中に生徒を指名して、発話させる時に

生徒がマイクをオンにした瞬間、聞こえてくる家族の会話の声や

「一体どこで勉強してるの?」って聞きたくなるような、バイクの音に、

思わず吹き出してしまったりすることもしばしば。

生徒の日常生活がヘッドフォンから漏れ聞こえ、

教室にいるときよりもなんかこう親近感が湧いてくるってこともあるんですよね。

一方こちらは上はポロシャツを着てますが、生徒から見えないので下はジャージ。

横にアイスコーヒーを置きながら、超リラックスして教えさせてもらってます。

このままコロナの脅威が遠のいて、今まで通りの教室授業に戻れることが一番いいのでしょうが、

オンライン授業もそれなりに楽しめるもんだな、と感じているのでした。


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2020年06月12日

コロナ世代

みなさまおはようございます。

先日Facebookを開くと、例の「〜年前」機能で、

5年前のこんな写真が上がってきました。
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これは、今まで毎年開かれていた、日本語クラスの新入生歓迎会時の集合写真。

この時に新入生として迎えられていた生徒たちも、今年はもう大学3年生。

ということは、ここにうつっている当時の高3は、もう社会人ってことか。

ニュースで今年は大学新卒の就職も例年より難しくなるという話を聞きましたが

かわいそうにあおりをくってしまっている子もいるのかもしれませんね。。

さて、この新入生歓迎会では、くじによって先輩と後輩のバディーが決められ、

卒業するまで、その関係が続きます。

本来は先輩が後輩の面倒を見るのが筋なのですが、

中には、後輩の方が頼りになるというバディーもあったり。。

さて、今のこの時期は、普段なら新学期からちょうど1ヶ月たち、

クラスのみんなとも馴染んできた頃。

さらに、この歓迎会で先輩とも交流ができ、

日本語クラス3学年が一丸となるという良い流れがあったわけです。

しかし今年は、先日入学試験が行われたばかりで、

高1の日本語クラスの名簿もまだできていない状態。

もちろん新学期が始まった後も、

子供たちが密を形成するこんな行事はできないわけです。

また、この歓迎会以外にも、

七夕祭りや、高3主催の日本語キャンプ、文化祭、日本の高校との交流会

などなど、先輩と後輩が入り乱れて参加する日本語クラスならではの行事が

毎年てんこ盛りだったわけですが、今年は全てキャンセルということになるのかもしれません。

「行事ばかりで授業が全然進まない〜」と笑っていた12年でしたが、

13年目の今年は、New Normalと折り合いをつけながら、

試行錯誤で進んで行かざるを得ない、そんな学校生活になりそうです。

そういう意味では、2月に書いた、「木星回帰による新しいフレーズ」というのが



奇しくも的中したということになりますな。

大昔、割と真剣に占星術師を目指していたことがありましたが、

これも、一つの「昔取った杵柄」

ちょい話はずれましたが、

運動会も文化祭も何もない、

そんな稀有な高校生活を送らざるを得ない今年の高校生は、

後々、「コロナ世代」なんて言われるようになるのかもしれませんね。


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2020年06月10日

「いまじゃなくても」→「いまのうちに」

みなさんおはようございます。

いきなりですが、このブログをお読みのタイ好きの貴方に質問です。

「あなたにとってタイ旅行で欠かせないもの」って何ですか。

昔関口宏さん司会の「クイズ100人に聞きました」という番組がありましたが、

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100人の回答者の人数分だけ点数がもらえるというルールのあの番組だったら、

この問題、「マッサージ」と答えれば、多分36点ぐらいは獲得できるんじゃないでしょうか。

かくいう僕もタイへ旅行で来ていた頃は、

今日はフット、明日は全身、とこれでもかというぐらい、毎日通っておりました。

しかし、それぐらい好きだったにもかかわらず、

こちらに長く住みだすと、意外とこれが行かなくなるものなんですよね。

「いつでもいけるから今日行かなくてもいいや」の積み重ねが

気づけば1年になっている、というあのパターン。

しかし今回のコロナによる規制により、マッサージ店ももちろん規制の対象となり、

2ヶ月半の間、この国からマッサージというものが消えてしまったのです。

で、そういう状況になると、人間というのはまことに身勝手なもので、

いつかのあのマッサージの気持ち良さが思い出され、「あ〜足揉まれた〜い」となるわけですな。

そして、ようやく今月から、マッサージ店も再開されたわけですが、

タイ人は観光客のように頻繁にマッサージに行くわけではないですし、

ただでさえ供給過剰気味だった、こちらの業界の中には

たたまざるを得なくなる店も多く出てくるのではないでしょうか。

そういや僕が行っていた店も、中国人率高めだったしなぁ。。

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フィットネスの再開による、連日のスタジオクラスで

足の疲れもピークに来ていることだし、

今日あたり久々に揉まれに行こうかなと思っております。

コロナ第2波で、いつまたどうなるかわからないですしね、

「いまじゃなくても」なんて思ってたら、また行けなくなってしまうかも。。

マッサージだけではなく、できることは何であれ

「いまのうちに」やっておいた方がよい時代なのかもしれません。


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2020年06月08日

マスクが奪っていったもの

みなさんおはようございます。

日常生活が戻りつつあることを、渋滞に巻き込まれるたびに感じている今日この頃です。

もちろん戻りつつあるとはいえ、

どこにいくにもマスク着用が原則なのは変わりありません。

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にしても、口元が見えなくなるというのは、

ここタイでは非常にもったいないことのように思えるのですね。

だって、ここは「微笑みの国」。

微笑みが見えないタイなんて、クリープを入れないコーヒーより味気ないのであります。

学生の頃からきちんと歯並びを矯正する人も多く、

そんなきれいな口元をマスクで覆い隠してしまうのもまた残念。

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さて、マスクによる弊害というのは、そんな見た目だけではなく、

私の仕事である語学教育ということにも関わってくる問題なのです。

まず第一に、ただでさえ耳慣れない外国語が、

マスクを通すとさらにこもって聞こえてしまう問題

私も日常生活で、マスクをしているタイ人と会話をしていると、

普段より聞きづらいですし、こちらのタイ語も普段より通じにくくなっています。

なので、生徒の日本語のレベルを考えると、それ以上のことが起きることは必至なのであります。

次に、顔芸が通じにくくなる問題。

以前、授業の様子を生徒に隠し撮り(笑)された動画を見たことがあるのですが、

自分が思っていたよりも、アクティングが大きめで

「なんかすごいやん、この人」と感じたことがありました。

教えている文章の中の感情の機微を表現することももちろんですが、

生徒がうまく答えられた時に、「そう!」ってな感じで見せる顔や、

ちょっと間違った時に「おしい、もうちょい!」といった表情を作るには、

やはりマスクは相当邪魔なものだなと思うわけです。

他にも、発音時の口の動きが見えにくく、発音を真似しにくいなんていう問題もありますし

僕は、やはりマスクではなく、フェイスシールドで授業にのぞもうかなと思っております。

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ま、こんなSF映画みたいなものをつけて、異国で授業をするなんて経験も、

これからのネタにはもってこいかもしれないですしね


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