2020年05月

2020年05月29日

ホテルニッコーバンコク

みなさんおはようございます。

3月末からずっとステイホームを続けてきて、

それはそれで非常に有意義な時間だったと感じてはいるのですが、

やはりそれでも元来旅行好きの私は、たまには枕を変えたくなってしまうのですな。

で、思い出したのが、今月末(って残り少ないですけど)まで

1泊2500バーツで2500バーツのお食事券が付いてくるという、

耳を疑うようなプロモーションが展開されている、ホテルニッコーバンコク。

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というわけで、来週から始まる、オンライン授業という慣れない仕事に向けて、

エネルギー充填というとってつけたような

自分に対する言い訳?とともにお世話になってまいりました。

他にも同じくかなりお得なプロモーションを展開しているホテルがある中、

こちらのホテルを選択した理由はというと、それはやはり「日系」ということに尽きるでしょう。

コロナによる鎖国という非常事態で大げさではなく

日本にいつ帰れるかが分からなくなった今、

私の中のどこか深くで眠っていた日本人の血がざわざわと泡だち初めていたのかもしれません。

さ、前置きはこの程度にいたしまして、肝心のホテルレビュー!

と行きたいところですが、

高級ホテルなんて友達が泊まっているときにお邪魔する程度で

こんな私にまともなホテルレビューをさせるというのは、

貧乏舌の人間にミシュラン級のレストランの食レポをさせることぐらい無謀なこと。

なので、こちらのホテルがいかに便利で、眺望がよくて、サービスが良くて、料理が美味しくて

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などなどのお話は、他のプロブロガーさんにお任せするといたしまして、

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僕は背伸びをせずに感じたことをそのまま書かせてもらうことにいたしますね。。

まず、こちらのホテルの第一印象は「シンプルイズグッド」

ロビーも部屋もプールもシンプルで簡素とも言えるのに、しっかり高級感を醸し出しているんですよ。

生け花や俳句などでも見られる、いらないものをそぎ取った後に残る美しさとでも言いましょうか。

そこに身を置いているだけで落ち着くような、そのような空間なんですね。

で、思い出したのがあの有名な漫画「美味しんぼ」での、和風パスタ対決。

イクラやウニといった高級な和の食材をトッピングした山岡氏のパスタに対し、

海原雄山は簡素なトマトソースパスタで勝負。

そんなもの和でもなんでもない!といきり立つ山岡氏でしたが、

「和の文化は素を味わう文化」なのだと、海原雄山は怒りを込めて一蹴。

良質なパスタを引き立たせるのに一番適したのがトマトソースであり、

そのパスタの素を味わうことこそが和風なのだというのが

海原雄山流の和風パスタの解釈だったのですな。

と、少し長くなりましたが、こちらのニッコーさんも和を想像させるようなデザインや調度品に頼ることなく

素の素晴らしさをもってして、ホテル全体に和の美しさを演出しているのだろうな、

なんてこれまた、勝手な解釈で悦に入ったのでありました。

そんなことを思いながら部屋をながめていると、部屋の壁にそっとうつしだされるタイの花模様が目にとまりました。
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海原雄山さん、もしかしてこれって、和風パスタにおけるトマトソースなのでしょうかね。


さて今回は旅行客がまだ戻ってきていない状態で、さらに平日ということもあったため、

ホテルスタッフもお客さんも少なく、

なんかホテルのプレオープンに招待されたかのような

(って招待されたことなんてないですけどね、いつもの妄想です。。)

雰囲気の滞在となりましたが、

それはそれでなかなかできない貴重な体験をさせてもらえたと感じています。

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ただ、ホテルというのはやはりお客さんを毎日迎えることにより、命が吹き込まれていくもの。

できるだけ早く、より多くの人にこのホテルの美しさを感じてもらいたいなぁ、

と、誰もいないプールサイドでひとり風に吹かれながら感じたのでありました。


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2020年05月27日

暑い国ならではのフィルム文化

みなさまおはようございます。

5月もあと数日となり、ステイホームを続けているうちに、

こちらの季節も暑季から雨季へとうつりかわってしまいました。

まあ、雨季になったからといって、毎日雨が降るわけでも、

気温がスーッと下がるわけでもないのですが、

不思議なもので季節が変わったと聞くだけで、気分も少し変わるものですよね。

さてさて12月あたりのごくごく短い期間を除いて、

基本1年中暑いことには変わりはないタイランド。

その暑さ対策として、日本とは違って

車にはほぼ例外なく、太陽光線をカットしてくれる遮光フィルムが貼られています。

またそのフィルムを貼ると、外から中が見えにくくなるので、

車がそのままプライベート空間にもなり、一石二鳥。

そういえば、うちのA君が初めて日本へ旅行した時、

道路を走る車を見て、「あんな丸見えで恥ずかしくないの?」って聞いてましたわ。。

さて、そのタイの遮光フィルムですが、使われるのは車だけではありません。

路面店のドアや窓部分にも暑さ対策として貼られている場合が多いですが、

普通の一軒家でも、日差しと暑さ対策で使われることが多いのです。

さて、今回の長い長〜いステイホームで、容赦なく昼間の日差しの強烈さを味わった私たち。

高かったら諦めるけどと思いながら、リサーチしたフィルムの工事費と

予想される効用を天秤にかけた結果、即決。

早速トイレ以外の家中の窓全てに、遮光フィルムをきれいに貼ってもらいました。

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日差しによる熱をを8割以上カットすることにより

熱がこもりにくくなるという効用はもちろんのこと、

外から中が見えず、カーテンを開けっぱなしにできるため、

視界が広がっていいんじゃないかと期待していたのですが、

実際、今まで日差しを嫌って閉めていることの多かったカーテンを開けると、

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う〜ん、期待していた以上の開放感!!

また、フィルムの効果で、サングラスをかけた時のように、

今までより庭の木々がくっきりと見渡せるようになるという、うれしい誤算つき。

でも、さらに居心地の良さがアップしてしまったせいで、

ますます外へ出るのが億劫になりましたけどね。。


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2020年05月25日

国内旅行が熱くなりそう

みなさまおはようございます。

世界的終息にはほど遠いとは思われますが、

それぞれの国がそれぞれの対策で行なってきた

コロナ対策の結果が徐々に現れてきているようで、

日本もタイも一時期と比べて随分と落ち着きを取り戻してきているように見受けられます。

しかし、第2波の脅威というのもあるため

今までどおり、国同士の行き来が自由にできる日がいつ来るのかは

まだまだ未知数といったところ。

タイに向けた飛行機の飛行禁止措置も再び延長され、今のところ6月いっぱいとなっています。

次の段階としては、ビジネスで訪れる外国人に対して、検疫を設けながら門戸を開き、

その次の段階でようやく旅行者の受け入れが始まるのでしょう。

さてここ数年、タイバーツが強くなり、また格安航空会社の台頭も手伝って、

タイの方も以前より随分手軽に海外旅行を楽しむようになったようで、

去年海外旅行をしたタイ人の数はなんと1000万人にものぼったとのことです。

まずは、その旅行好きの人たちの目を

もう一度国内旅行に向けさせることによって、旅行産業復興のきっかけとするというのが、

タイのここしばらくの方針となるのでしょう。

タイという国は国土も日本の1.6倍と広く、観光地は全国に点在しており、

タイ人でも、まだ行ったことのない場所というのはたくさんあるようですので、

需要は十分見込めるのではないでしょうか。

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そして、タイ以上に観光地に恵まれている日本でも、

旅行産業の復興は日本人の国内旅行にかかってくると思います。

こうしてそれぞれの国の人が、

もう一度自国のよさを知るという機会が与えられたというのも、

コロナ副産物として、悪いことではないのかもしれませんね。

なんて、日本旅行がしたくてもできない私は、

少し遠い目になりながらも思うのでありました。


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berialshunnya at 09:00|PermalinkComments(0)バンコク | 日本語教師

2020年05月22日

タイに金田一耕助はいないのです

みなさまおはようございます。

ステイホームの強い味方といえば、NETFLIXやAMAZONプライムといった映画やドラマの配信ツール。

今まで以上にお世話になっている方も多いのではないでしょうか。

実は僕も、帰国時の際によく利用していたAMAZONのサイトにおいて

意図せず(笑)加入してしまっていたAMAZONプライムに、

ズッポリはまってしまっている今日この頃であります。

本来日本のAMAZONプライムは、外国からは一部しか視聴ができないのでありますが、

VPNという「どこでもドア」のようなものを使い、

ネット上は日本にいることに装えることを知り、早速試してみたところ。。

なんとなんと、のうれしい世界が広がっていました。

(ちなみにこの「どこでもドア」を使うことは違法ではないらしいです)

子供の頃から、サスペンスものが好きで、

夜9時過ぎに人が殺され、10時40分ごろに犯人が崖の上で自白する様子を

毎週火曜日に目撃していた私。
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そういった嗜好というのはなかなか変わらないものでありますし、日本語にも飢えていることも手伝って、

数あるAMAZONプライムの映画・ドラマのリストから、日本のサスペンスものを見まくっているわけであります。

日本にいる間は、意識してなかったのですが、日本のドラマにおけるサスペンス、推理ものの比率って相当高いんだなって、タイに住んでから再認識いたしました。

というのも、刑事や探偵が主役となり活躍する系の映画やドラマは、

こちらタイではあまりお目にかからないんですよ。

以前あるタイ人に、推理もののドラマはないの?と聞いてみたところ、

そんな頭が痛くなるようなもの、ドラマで見たくないわ、と一蹴されてしまいました。

「いやいやそれも娯楽のうちやし〜」と心の中で反論していたのですが。。

先週、佐藤浩市主役の「64」という映画を一部、二部と連続して身終えた後、

その重いテーマに心がどんより。。

あのタイ人の言っていたことも一理あるな、なんて改めて思ったのでありました。


今週の「よってらっしゃい見てらっしゃい」↓↓↓

 

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berialshunnya at 09:00|PermalinkComments(0)

2020年05月20日

だから私はそこにいる

みなさまおはようございます。

今日は本当に久しぶりに、高校教師としての話でもさせていただきましょうか。。

さて、現在タイにとどまられている、タイの高校の日本語教育に関わっている日本人って

どのぐらいいらっしゃるのでしょうか。

日本語パートナーズという、日本語教育アシスタント制度も廃止されると聞きましたし、

入国制限もしばらく続くことなどから、

高校で働く日本人先生というのは、相当減るのではないかと思っています。

そんな状況の中、改めて

今働いている高校において、日本人である僕の意味ってなんなのかな?と考えてみたわけです。

日本語を教えるという意味では、

今ではyoutubeやオンライン学習がいくらでも可能であり、

やる気さえあれば、いくらでも、ネイティブの発音に触れられるわけですし、

文法や読解なんてものは、それこそ、日本語の上手なタイ人先生から教えてもらった方が、よほど理解が早く進むのでは?と思ってしまうんですよね。

日本での英語学習も、日本人が英語学習においてつまずきやすい点を理解している、

英語の得意な日本人から学ぶ方が、効率が良いという意見も今や多いようで、

わたしにとってもその意見は腑に落ちるものです。

こんなことを言うと、

いやいや、高校で教えるのは、日本語だけでないですよ〜。異文化交流も大切ですし〜。

なんて声が聞こえてきそうですが、

折り紙の折り方、浴衣の着方、日本料理の作り方、その他日本に関する知識なんて、

ネットで検索すれば、一目瞭然。僕の出番なんてないわけです。

タイでよく行われる「日本クイズ」の問題を見ていると

もし僕が参戦しても、予選で早々に敗退することが確実なぐらい、

日本好きのタイ人の知識の方が、僕よりずっとすごいわけですし。

まあ、スピーチコンテストを代表とする各種コンテストでは、

日本人の手助けが必要となることは確かですし、

その点においては、学校の名声をあげることにある程度貢献してきた自負はありますが、

年に数回しか開催されないコンテストのためだけなら、

外注の方がよくないかい?とも思うわけなんですよ(実際そうしている学校もあるようですし)。

と、ここまで「僕なんて学校に必要がない」的なことを書いてきてあれなんですが、

実は、僕が今の学校にいるわけについては、自分の中で折り合いがついているんですね。

それは、生徒のためでも学校のためでもなく、自分のためにいさせてもらってるということ。

そこにいることが、自分にとって当たり前という、居心地の良さがあるんですよ。

なので日本語教師云々や、学校にとって自分が価値があるかなんてことは、

もうすでに僕がこの学校にいる意味からは抜け落ちているわけです。

授業に対して意気込みすぎることも、手を抜きすぎることもなく、

学校に対して求めすぎることも、失望しすぎることもなく、

仕事ができているのもそのせいかもしれません。

今では、「昔っからそこにいるちょっと変わった日本人」という地位を得られたおかげか

コロナでバタつく中でも、学校は13年目も相変わらず僕を雇い続けてくれるとのことです。

タイのバンコクの高校の職員室に、自分の名前が貼ってある机があること。

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今年は、その幸せが例年より身にしみて感じられるのであります。


今週の「よってらっしゃい見てらっしゃい」↓↓↓

 

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