2018年05月
2018年05月31日
ブログの読者に来校いただきました
みなさまおはようございます。
3月ぐらいでしたか、ブログを読んでくださっている、日本の大学生の方からメールをいただきました。
なんでも、経済学部で、日本の観光業について勉強する中で、日本へ観光に来るアジアの人たちに焦点を当てて、卒論にあたりたいとのこと。また、観光客の増加と日本語学習者の数の変化に相関性があるのかにも、興味をもたれているようです。
そんな折、このブログに目がとまり、連絡をくださったらしいのです。
できれば、学校や授業の様子を生で見てみたいとのことでしたので、そんなことならお安い御用と引き受けさせていただきました。
しかし、てっきり観光ついでにいらしゃると思っていたのですが、なんと一泊二日の強行軍。
そこまでして来られた方にちゃんとしたものをお見せできるかどうか不安になりましたが、
これはもう、いつも通りのありのままを見てもらおうと思い、
あえて特別なことはせずに、いつも通りの朝礼の風景と高一の授業を見ていただきました。
でも、子供達にとっては、男前の現役大学生が教室にいること自体が特別なこと

子供達も張り切ってくれたので、いつもの2割増しのいい感じで授業を進めることができました。
残念ながら、昼にはもう空港に行かなくてはいけないとのことで、見ていただけたのは高1の授業だけだったのですが、
それを知った高3の生徒からブーイングを受けてしまいました

きっと自分たちも、ちょっといいとこ見せたかったのかもしれませんね。
でも、8月にもまた日本語教育を勉強している大学生二人が、教育実習に来ることが決まっているので、その時に改めて頑張ってもらうことにします。
しかし、今回来ていただいた彼、
僕が大学生の時の1000倍ぐらいしっかりしていて、感心してしまいました。
若者にも色々なタイプがいるのは、いつの時代も変わらないということでしょうね。。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
2018年05月30日
愛を綴る
みなさまおはようございます。

いつもは高校生の話が多いですが、今日は中学生の話をさせてもらいます。
当校では、中学三年生は全クラス週2時間日本語を勉強するカリキュラムがしかれています。
僕も8組と9組という、中3の中では超平和なクラスを担当させてもらっていて、教室が地獄のように暑いことをのぞけば、気分転換にちょうどいい程度の、ゆーったりとした時間を過ごさせてもらってます。
ひらがなも一文字ずつ、ゆっくり書き取りをさせて、
「先生、これでいい?」
という声が飛び交う中を、
「はいはーい」
てな感じでゆるりゆるりとチェックにまわります。
なんで一文字終わるのに、余裕で10分はかかるんです。
さて、そんな調子でやっと「あ」から「お」の学習が終わったあとは、言葉の書き取り。
いえ あお といった、「あ」から「お」だけで読める言葉をひとつずつ教えます。
そんな言葉のひとつめは、もちろん
「あい」
最初の二文字でできる言葉が愛って、実は日本語教師になってから気づきました。。

ノートにひたむきに「あい」を綴っていく、子供たちになんとなく癒されているうちに
チャイムが聞こえてきた午後のひとときでありました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
2018年05月29日
新入生歓迎会
みなさまおはようございます。
先週の金曜日の放課後に、高2の生徒主催による新入生歓迎会が行われました。

「ラップノーン」と呼ばれるこの歓迎会は、主に大学で行われるものなのですが、うちの日本語クラスは、それを真似て、毎年この時期に行っています。
ゲームなどによって、交流を深め、
同じ日本語クラスである9組の縦のつながりができていくというわけです。

また、高1一人につき高2の先輩一人がピーラハットと呼ばれる面倒見役となり、
2年間その役をつとめるということになっているのですが、
時に、後輩の方が、日本語の勉強がよくできるというトホホなピーラハットもいるわけです。
まあ、それはそれで、勉強以外の面倒を見てあげてるのかもしれませんね。
今年の3月に卒業したばかりの卒業生も、これに合わせて、帰ってきてくれたりしたおかげで
最後の集合写真では、ずらっとこんな感じになりました。
エネルギーの塊のような高校生をこれだけの人数相手にしている自分に
「お疲れさん」
と声をかけたくなる1枚なのでありました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
2018年05月28日
また今年も名付け親に
みなさまおはようございます。
今日の1時間目は高1の授業。
多分、やつらは、今日の授業だけはちょっと楽しみにしてるはず。
というのは、これから3年間使う日本語名をやっともらえるから。
この2週間、「いつ?いつ?」と催促されていたのですが、
最初のひらがなのミニテストがみんなできたらつけてあげる、と先延ばしにしておりました。
ま、単に面倒臭かったってだけなんて言ったら、身も蓋もないですな。。
しかし、僕の頭にあるとっても昭和チックな名前をあげるのは、さすがにね。
毎年交流をはかっている「西京高校」の生徒さんから笑われてもかわいそうなので、
ネットの「最近の流行りの名前」なんていうのを参考に、なんとか
男子12名女子24名の名前を用意いたしました。
しかし、いくら流行っているらしいとはいえ
「がい、といと、とあ、ると」などと言った耳慣れない名前をつけるのも、どうかと思い、
こういったものに落ち着いたわけです。

そしてこの名前を、一人一人の顔と性格に合うように。。
なんてことはもちろんいたしません。
箱から引き当てた名前が自分の名前。
相変わらずとっても雑な名付け親なのであります。
2018年05月25日
今日はいい天気?
みなさまおはようございます。
「いい天気」という言葉を聞いて、日本人なら誰でも思い浮かべるのが、
雲ひとつない青空ですよね?
しかし、所変われば言葉も変わる。
朝礼などで先生が、「雨が降ったおかげで、今朝はあまり暑くなくていい天気だね。」
などとよく言うのですが、
雨があがったばかりで、もちろん空はどんより。
日本人ならとても「いい天気」とは言いたくない空模様なのですが、
タイの方にとって、雨以上に嫌なのが「暑さ」。
雲で日差しが覆われて、気温もそこまで上がらない日は、彼らにとっては「いい天気」なのであります。
確かに、そんな日はいつもは地獄の蒸し風呂状態の教室でも、そこまで汗をかかずにすんだりしますし、「いい天気」というのも頷けるというもの。
現在、タイは雨季へと季節が変わる時期。
今週は大気も不安定のようで、常に空はどんより。
雨もよく降って、気温もそこまで上がらない。。
そう、「いい天気」続きなのであります

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。