2017年03月

2017年03月10日

また逢う日まで

みなさまおはようございます。

昨晩生徒たちとスワナプーム空港へ、西京高校のみなさまを見送りに行ってまいりました。

例年どおり最後まで別れを惜しむ様子が、そこここで展開されてました。
そんな中、なかなか到着しないうちの男子生徒を待つ西京高校の女の子が2人。ずーっと「がんばってー。まにあってー」とそわそわ。

走れメロスのような感動的なシーンを期待していたのですが、その男子たち、にこにこしながら、のそのそ歩いてきやがりました
でもお土産をいっぱい買ってきたみたいで、その女の子たち感動して「やばい、やばい!!」って。タイ人男性のやさしさにやられる日本人女性の姿を目の当たりにしましたよ。ほんとヤバイです
最後はみんなで記念撮影

生徒たちは、毎年この交流会で、日本語がもっと話せたら、もっといろんなことが伝えられるのに、というもどかしい思いを経験するようです。

その経験が日本語の勉強のモチベーションにつながることもあるようですね

やっぱり言葉は人をつなぐものでなきゃ意味がない。ペーパーテストの中の言葉は、そういう意味では言葉ではなく単なる記号。

生徒たちには、記号を解くテクニシャンになるよりも、間違ってもいいから、本当の言葉で心を伝える人になってほしいなと思っています。

さてさて今回のこの交流会が僕の2559年度の仕事納めとなります。

色々忙しい1年でしたが、充実した幸せな教師生活を送ることができました。

今から2か月は2560年度へむけての充電期間

というわけでこの記事をもって、当ブログ「バンコク日本語教師の緩い風便り」もお休みに入ることにいたしました。

新学期にこのブログを再開するかどうかはまだ未定ですが、再開した折には、また応援のほどよろしくお願いしますね。

では、また逢う日まで。。

サワディークラップ^_^
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2017年03月09日

なんでもやりまっせ

みなさんおはようございます。

昨日西京高校の訪問も無事に終わり、ほっとしている私でございます。

タイの高校で日本語教師をされてる方はお分かりだと思いますが、授業の他にもいろんな仕事がまわってきますよね

今回も、先生たちにお出しするお菓子やらお渡しする記念品、手伝ってくれるタイ人先生へのお礼の品をいくらのものをいくつ買うのかなど、予算内でやり繰りして買いそろえるのも仕事のうち。

同時に、ムエタイショーの出来上がりをチェックし、生徒の英語での学校紹介用のパワーポイントを作成したり。もちろん西京高校の先生や旅行会社さんとのメールでの打ち合わせもあります。

会場の椅子設置も用務員さんや生徒といっしょにやりましたよー。 

でも、ああ大変だあと思うよりかは、なんかイベントのオーガナイザー気取りを楽しむ自分がいました 


で、当日は司会進行役をやらせていただきました。

 
西京高校のみんなにも大ウケだったムエタイショーでは、即席実況中継も

昔よく見てた女子プロの実況中継をしてた志生野アナウンサーを思い出しながら
おっと水面蹴りだーー!などと誰も聞いてない中、ひとりで楽しんでおりました。
司会業が終わると次は通訳業です。

僕には全く向いていないスポーツであるセパタクローのタイ人先生の説明を、はしょりながら(笑)通訳。

西京高校の生徒さんたちもうちの生徒たちと初セパタクローを楽しんでくれている様子でした。


こうやって午後の校外活動のグループ別にお弁当を食べ、通じたり通じなかったりする会話の中で、子供達の距離はどんどん縮まっていきます。

ここまでくれば大人たちの出番はありません。

昼ごはんの後、みんなを送り出し、僕は会場の片付けとしばしの休憩。

そして車を運転して西京高校のみんなが宿泊しているホテルまで。

無事にみんな帰ってきてくれるか、心配なひとときですが、今年も校外活動でさらに友情が深まったようです。


みんな朝方の緊張してた顔とは大違い


大げさに西京高校のバスを見送るうちの生徒たち


今年の交流会も両校の生徒たちのいい思い出になったのではないでしょうか。

僕にとっても、身体は疲れましたが、子供達の満足そうな笑顔に癒された1日でした。
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2017年03月08日

タイ日青春文化交流

みなさんおはようございます。

あと1時間後にいよいよ京都の西京高校の生徒さん53名が当校に到着します。

毎年、校門で歓迎の横断幕をもちながら、バスから降りてくる生徒さんたちを出迎えるのですが、最初はみんな表情がかっちかちなんですよね

さらに今年はそのお出迎え役の生徒がオネエなんですけど。。

校門からいきなりの異文化交流をしかける大歓迎ぶりです。

オネエといえば、毎年日本語クラスには何人かいてて、あっきらかにオネエなのですが、西京高校のみんなからすると、最初は「え?まさか、タイには多いって話には聞いてたけど本物?」みたいな感じらしいです。

僕からすると、男子、女子、オネエ、オナベが、それが自然なありかたともいわんばかりに、入り交ざっていてもなんらギクシャクしていないいないこの雰囲気をぜひ体感して帰ってほしいと思っています。

「差別はいけないものだから差別しない」というのではない、タイのごっちゃまぜなジェンダーのありかたは、日本が向かうべき先を示唆していると以前から思っているのですが、どんなもんでしょうかね。。

さ、ジェンダー論はさておき。

そんなかっちかちの顔をほぐすべく、午前中は校内でタイ文化を西京高校の生徒さんたちに経験してもらう時間をもうけています。


なんでそんなに指が反るの?ってうなっちゃうタイ舞踊


独特な音色で幻想的とも言える雰囲気を作り出すタイ音楽


東南アジアではとってもポピュラーなセパタクロー。タイのセパタクローもトップレベルです。


これは日本ではあまり馴染みがない、クラビクラボーンという棒術。当校では中学生の体育に取り入れられてます。見たところ基本の型を教わるみたいです。

その中で、僕は毎年セパタクローの先生の通訳をさせていただいてます。

西京高校のサッカー部の男の子が、自慢げに軽やかにリフティングをこなしてたり、その姿にうちの女子生徒の目がハートになってたり、といった模様も垣間見れたりして、「青春っていいね」とひとりごちてます

文化交流の時間が終わると、当校の生徒と西京高校の生徒が午後の校外活動の小グループに分かれてお弁当を食べます。

その頃には朝はかっちかちだった西京高校の学生さんの顔もすっかり解凍されていい笑顔が見られるようになります。

きっと今日もそんな流れになるんじゃないかなと期待してます。

まあ、心配しなくても子供同士はすぐに打ち解けますからね〜。

今日は思いっきり楽しんでほしいです!

では今から最後の打ち合わせに入ります

今回もお読みいただきありがとうございました。
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2017年03月07日

ムエタイショー


みなさんおはようございます。

今朝はみなさんも一度は目にしたことがあろうこんな話。



ムエタイについてでございます。

タイのムエタイ選手の強さは、日本でもよく知られていると思います。

引き締まった全身がバネのような身体から繰り出されるパンチやキック。
かっこええですな。

で、ご存知の方も多いと思いますが、ムエタイの選手は試合の前に、ワイクルーと呼ばれる舞を披露します。

この舞には、師匠やムエタイの神様に敬意を捧げる意味があるらしいですが、タイの楽器が奏でる独特な音色に合わせて身体を揺らす様には、一度目にすると忘れられないインパクトがあります。

さて、話は変わりますが、明日例年通り日本の京都から西京高校御一行様が来校されます。

その来校に際し、歓迎の意味をこめた出し物として、今年はこのムエタイの舞を披露することにしました。

舞を披露するのは、日本語クラスのオサム君とノボル君。
サッカーではいろんな賞をとっている2人だけあって運動神経は抜群。

毎日夕方に体育の先生、そしてムエタイの舞には欠かせない音楽の先生と練習してきたようです。

まずは試合前の舞


相手の蹴りを受け止め反撃にうつります


相手にとびついて肘を打ちおろすムエタイ独特の技も。


たくさん練習したようなので、日本の同学年の学生さんたちにカッコいいところ見せれるといいね〜


楽しみにしてるよ!

今回もお読みいただきありがとうございました。
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2017年03月06日

みなさまのおかげで

みなさまおはようございます。

今週はうれしい報告で始めさせていただきます。

えー、私、この度、高野山大学大学院文学研究科 密教学専攻通信課程を無事修了することができました
 
以前、「縁は空を越えて」シリーズでは修士論文完成にいたるまでの道のりと、その過程で分かってきた、今ここへの気づきの大切さについて書かせていただきました。

「仏教瞑想による気づきの開発とその現代的意義」というタイトルで書いた論文は、突っ込みどころが満載な甘々な論文であるとは思いますが、書きたいことが書けたという意味で、自己満足しております。

特にタイの気づきの瞑想については、タイという国との縁がなければ書けなかったものであり、その点でも書くべきものが書けたかなと感じています。

大学院修了後も今ここ生活を心がけ、また機会があればなんらかの形で仏教や気づきの瞑想とも関わっていけたらいいな、と考えております。

来週の学位授与式は修了式であるとともに、新たなスタートであると心して参加させてもらう所存です。

つたない論文を最後まで見捨てずに指導してくださった井上ウィマラ先生、スクーリングやレポートで仏教や密教の知識を教授していただいた高野山大学の先生方、人生で本当に大切なことをその著書やお言葉から教えてくださったタイのカンポンさん、そんなカンポンさんと会う機会を作っていただき、論文作成においても力を貸していただいた、ライトハウスの浦崎雅代さんと旦那さんのホームさん、気づきの瞑想を指導してくださったスカトー寺のプラユキ僧侶、この方たちのおかげでなんとかここまで来ることができました。

本当にありがとうございました!

最後に、高齢にも関わらず、タイに住む僕の代わりに郵送や振り込みなどの手続きをすべてやってくれた両親へ。

いつも何も言わず僕の人生を見守り応援してくれてありがとうございます。

そういえば、23歳の時に大学院を身勝手に退学したときも、僕の自由にさせてくれましたね。

あれから26年、本当にいろんな道を通ってきましたが、ようやく大学院を修了することができましたよ。。

これからもまだまだお元気でいてください

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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berialshunnya at 09:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)仏教