2017年02月14日

折り紙コンテスト準優勝

みなさんおはようございます。

今朝は、僕がゆっくりまったりしている間に行われた高校生のコンテストのお話をさせてもらいます。

このブログでも何回か書きましたが、ここバンコクでは、高校生対象の日本語や日本文化に関するコンテストが頻繁に行われています。

タイの教育省によるもの、日本の国際交流基金によるもの、はたまた民間の日本語学校主催のものなど、様々。

うちの日本語学科では、生徒にできるだけいろんな経験をしてもらおうと、コンテスト参加には割と積極的に取り組んでいます。

で、スピーチなど日本語能力をがっつり押し出したコンテストは、発音矯正などもあるので、僕がメインで面倒をみるのですが、ものによってはギック先生にまるごとお願いすることも。

で、今回行われたのは、折り紙コンテスト。。

鶴さえもきちんと折れたためしがない僕に出番などあるはずもないと思っていたのですが、
コンテストの2日前にギック先生から、どうしようとの相談が。

花、鳥、魚、などをきれいに折ることはできるんだけど、作品としてきちんと説明できるストーリーがないとのこと。

このコンテスト、タイ語でいいんですが、その作品のコンセプトを説明しなきゃならないんですね。

そうとなりゃあ、妄想力豊かな僕の出番ということになったのでしょう

僕も意識的に妄想スイッチをオンにして。。

ととのいました。。。。

この世界の平和をつかさどる天界のシステムに乱れが生じているため、争いがたえないこの世界。

いそいで修復しなければ、世界は滅びてしまう。

さあ行け!五大陸の使者の鳥たちよ!さあ向かえ!三大海の使者の魚たちよ!

天界の壊れかけた車輪をたてなおし、世界を救うのじゃーーー。


ってアニメ好きな子供が考えそうなストーリーをひねりだし、子供たちとプレゼンの練習を開始したのが、コンテストの前日

コンテストの本日、ホテルでくつろぐ僕にギック先生から途中経過がはいりました。

ギック:「20校以上の学校が参加してて、折り紙もめっちゃ気合がはいっててこわいぐらいだよ」

僕:「あ、そう。まあ参加賞だけでももらえればいいんじゃない?」

ってことで電話を切った1時間後に結果報告が。

ギック:「先生!2位だったよ!」

僕:「え?どこの学校が?」

ギック:どこの学校って、「トリアムウドムスックサーパッタナカーンラチャダー」

僕:「はぁ????なんでぇ????」

ギック:「先生の妄想力のおかげじゃない??」

僕:「はははははは。。。。。。。。」

僕にない折り紙力と生徒にない妄想力が、化学反応を起こしての準優勝。


おもしろいもんですな。


なにわともあれ、おめでとう!!!

今回もお読みいただきありがとうございました。
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2017年02月13日

メナムの残照

みなさんおはようございます。

タイは土曜日から三連休で今日はお休み

で、僕も先週のバタバタ帰国から戻ってきて、文化祭まで駆け抜けた身体を休めに、チャトリウムホテルという、チャオプラヤー川沿いのホテルでゆっくりとさせていただきました。

リバーサイドの部屋で眼前に広がるチャオプラヤー川を久々に堪能。

ワンドリンクフリー券をいただいていたので、陽が落ちた頃に36階のラウンジに登ると、このような景色が。



お!これぞメナムの残照ではないか、と感動しましたが、メナムの残照?って方もいらっしゃると思うので、ちょっとだけ説明をば。

タイの小説の数って、日本と比べると無きに等しいほどのものですが、その数少ない中で、タイ人なら知らない者はいない、燦然と輝く不朽の名作があります。

その小説の名は「クーカム」

クーとは対とかペアとかいう意味で、ここでは男女のペアのこと。カムとはカルマ、業のこと。

なので、前世からの業や因縁をひきついだカップルという意味にでもなるでしょうか。

この小説の舞台は、第二次世界大戦時のバンコク。コボリという日本兵と出会ったタイ人女性アンスマリン。最初は進軍してきた日本兵に対し、憎しみを抱いていたのだが、そのコボリこそが運命の相手だと徐々に気づいていき。。


タイでは、ドラマや映画、舞台などで何度もリバイバルされているこの小説。

みなさまも是非といいたいのですが、すでに廃刊になっているみたいですね。

ただ中古本では少々高めの値段ではありますが、出回っているようですよ。

第二次世界大戦中のバンコクの様子などがうかがえる貴重な資料としても価値のあるこの作品。

しかし、この小説の邦題を直訳で「運命の絆」などとはせず、「メナムの残照」とされたところが、なんともハイセンス

まさにメナムの残照を目にして、僕もこの名作をもう一度読み返したくなっちゃいました。。

今回もお読みいただきありがとうございました。
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berialshunnya at 09:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)バンコク | 生活

2017年02月12日

メナム川

みなさんおはようございます。

このブログを読んでくださっている方は、タイのことをよくご存じな方ばかりかと思うので

いまさらな話なのですが。。

チャオプラヤー川って、 僕が小学校から中学校のころの社会の教科書では、メナム川となっていました。

僕もメコンとメナムでセットにして覚えていた記憶があります。

メコンってなんかかっこいいけど、メナムってメンソレータムの類似品のメンタムみたいでダサいな、なんて思ってたような。。

そんなことも大人になりすっかり忘れたころ、初来タイ時に、チャオプラヤー川へも行ったのですが、その時はその川が、かつてダサい名前だと思ってたメナム川だとはまだ気づかず。

そのふたつが同じ川をさしていることを知ったのは、なにかの本からだったと思います。

タイ語を勉強しだして、川がタイ語で「メーナーム」であることを知り、やっとメナム川と呼ばれていた由来が分かったのでした。

でも由来といっても、それは日本人の誰かの端的なミス。

どこかのタイ人ガイドがチャオプラヤー川を指さしながら「川はタイ語でメナムです」とかなんとか言ったのを、「この川の名前はメナムです」と取り違えたんでしょうな。

そのままダブルチェックもないまま、日本の地図に堂々とメナム川として登録されてしまったってことですかね。

どこかの国の地図では淀川が「KAWAKAWA」ってなってたりして。

で、気になったので、ちょっとネットで調べたところ、現在の地図ではちゃんと「チャオプラヤー川」となっているようです。

詳しくはこちらのサイトをごらんください。端的な間違いでも、急に修正をかけることはできないようで
メナム川という呼び方は、平成10年ごろまでは受け継がれていたようですね。

でも、地図からその名前が消えても僕の心のどこかではいまだに「メナム川」なのであります。


今回誕生日の記念に、そんなメナム川を望むホテルでゆっくり時間を過ごさせていただきました。

その様子はまた明日にでも。

今回もお読みいただきありがとうございました。                                     押して押して~
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